こんにちは!イナゴです。
今回は、本屋大賞受賞作品の『成瀬は天下を取りにいく』について紹介しようと思います。
では、どうぞ!!!
作品について
- 『成瀬は天下を取りにいく』
- 著者:宮島未奈
- 発行:2023年3月15日
- 発行所:株式会社新潮社
この本を買った理由
本屋大賞受賞作品
ぶっちゃけるとこの理由が1番大きいですよね。
いろんな人が良いと評価している作品をどうしても読みたくなっちゃいますよね。
本屋大賞とは、元々書店員さんが出版業界を盛り上げたいって思いから始まったそうです。
なので、本屋大賞とは、本が好きな本屋の店員さんが選んでいるのです。
そんな普段からたくさんの本に触れている方のオススメの本は気になってしまいますよね。
埼玉西武ライオンズ
私は、小学生の頃からずっと埼玉西武ライオンズが大好きです。
そのライオンズのユニフォームを着た女性が表紙に映ったのが見えたのです。
それは、手に取ってしまいますよね。
しかも、表紙に映る女性がなんと凜々しくてかっこいいのです。
買う前から満足感がありました。
最初の一行
私は、帯に書いてあるセリフ(その後、本紙一行目だと知ります。)を読んで、この本は、野球の話なんだと確信しました。
とある女性が、埼玉西武ライオンズに夏を捧げるものすごい内容の物語だと疑いませんでした。
ずっと大好きで応援しているチームが関係している内容。
しかも、それが本屋大賞を受賞しているなんて読まないわけないのです。
いざ、読んでみると西武違いだったので、ショックではありましたね。
成瀬の魅力
私の期待とは少し内容が違ったので、テンションが下がっていましたが、たった数ページ読んだ時には、この本に引き込まれていました。
成瀬さん(主人公)は、最高なのです。
なにが最高なのかというと、生き方だと思います。
成瀬さんのすごいのは、誰にでもマネができるところです。
成瀬さんは学生です。
私のようになんでもできる(社会人ではない)年齢ではないのです。
お金も多くを持っている訳ではないです。
お金をいっぱい持ってることが全てではないのですが、好きなモノを買える、いろんなことが出来る年齢ではないのです。
しかし、私は、彼女の生き方にすごく憧れてしまったのです。
成瀬さんよりも自由になんでもできる私が、学生さんの成瀬さんに憧れてしまったのが嬉しくてとても悔しかったです。
では、成瀬さんのすごいところなのですが、自分の心に従い自分のしたいことを実際に行動してるところです。
これってすごく簡単なことなんです。
人によって感じ方は違うの思いますが、自分のしたいことを成瀬さんはしているだけなのです。
成瀬さんはとにかく自分の目標に向かって生活をしているのです。
成瀬さん自身が幸せを感じているのかは分かりません(幸せと言及しているシーンあったかもしれません。覚えてなくてすいません)。
しかし、成瀬さんの姿、生き方に魅了された人は少なくとも1人います。
私も誰かの目標になりたいと考えています。
誰だってそうだと思います。
しかし、誰かの何かになりたいと思っている時は、その願いから遠のいてしまうのです。
私が魅了される人たちは。
決まって自分のために、自分の幸せのために行動をしています。※自己中ってわけではないです。
その姿をみて私のように魅了された人が寄ってくるのです。
誰かに認められたいからと行動したことは、自己中に近い思いなのかもしれませんね。
人に左右されずに我が道を行く人が逆に人に憧れの対象になるのはなんとも皮肉ですね。
成瀬さんも小学生の頃にクラスメイトから腫れ物扱いをされていました。
結局のところいくら成瀬さんだって、一定の人からは嫌われてしまうのです。
仕方のないことですね。
この本を読んでいて、マネをしたいと思いますし、憧れはします。
しかし、成瀬さんのように生きようと思うと腫れ物になるのが怖くて、うまく動くことができないです。
隣の芝は青く見えるとも言いますが、成瀬さんのように自分の意志に従えるような人物になりたいですね。
本の書き方にも工夫があるのかなと思いました。
それは、成瀬さん視点が少ないことです。
成瀬さんの周りの人たち視点で物語が進むので、より一層、成瀬さんを第三者から見ているみたいで、憧れやすいのかとも思いました。
本を読む前に
私がこの本を読む前に期待したことなのですが、本当に日常のほのぼのとした内容になります。
戦闘シーンやミステリアスなシーンが出てくるとは私も思ってはいませんでした。
しかし、何かを求めようとしていたのか若干の物足りなさを感じました。
これから読まれる方は、その辺の切り替えをよろしくお願いしたいです。
すごくおもしろいことには、変わりないです。
まとめ
今回は、『成瀬は天下を取りにいく』を紹介させてもらいました。もし、私のクラスにいたとしてもきっと浮いてしまっていたであろう成瀬さん。そんな周りのことを気にしない最高の学生。この本に出会って私も素敵な最高の人になれたらと思います。あなたにとって素敵な出会いになったら嬉しいです。